エアサイクルを知り尽くした建築家が設計した、誰もが暮らしやすいシンプルなプラン。
南北・東西方向への反転やバルコニーの有無の選択などカスタマイズが可能なので、
ライフスタイルや敷地条件にぴったりのものをお選びいただけます。
「木-Lism」のスタンダードな2階建プランは、子育て
真っ最中のご家族を主な住まい手に想定しています。
お子様が小さな頃は親子が密に触れ合い、
思春期になれば自然なコミュニケーションを取れる。
そして巣立った後は、夫婦2人で豊かな時間を過ごす。
そんな暮らしの実現を後押しするプランを考えました。
2階の子供部屋は寝室として機能する小さなスペースに
とどめ、スタディコーナーは子供部屋の外に。
こうした空間構成は、限定された面積のなかに
広さを感じさせる効果ももたらします。
また、可変性の高い空間構成も特徴の1つ。
状況に応じて間仕切りを変更しやすいようにすることで、
家族が豊かな時間を過ごせるように考えられています。
「木-Lism」は自然素材にこだわっています。
自然素材を使うと、メンテナンスを不安視する方も
いらっしゃるかもしれません。確かに無垢の木材は
表面が傷つきやすく、漆喰塗りは割れやすい。
でも自然素材は、それ以上に様々なメリットを
もたらしてくれます。
例えば無垢フローリング張りの床を裸足で歩くと、
その柔らかさと温かみを実感することでしょう。
漆喰や珪藻土で仕上げた壁は優れた調湿機能を備え、
さらっとした空気感を生み出します。
家の中心にリビングダイニング。帰宅してまず家族の顔が目に入り、吹き抜けを通して2階にいる家族の気配が感じられます。
リビング側は、襖ではなく引き戸タイプの窓で繋がる設計のモダンな和室。キッチン側の戸を開ければ開放的な空間に。
日向ぼっこに最適な、縁側のようなウッドデッキ。写真の家は、プランをアレンジして南面いっぱいまで拡げています。
2階にある納戸に窓を付ければ、ご主人の書斎や、奥様の家事室兼、家族の服を収納する空間として使うことも可能。
1階の家族の存在を感じながら、趣味や仕事、勉強のためなど、家族みんなが使いやすい万能空間を設けました。
将来、家族の暮らし方が変わった時に変化させられる柔軟な空間。家具で簡易的に仕切ることもできます。
パントリーのある、開放的なキッチンは、洗面所とリビング、ウッドデッキを見渡せる家のセンターに配置。
家の中心にリビングダイニング。帰宅してまず家族の顔が目に入り、吹き抜けを通して2階にいる家族の気配が感じられます。
帰ってきてすぐにモノを定位置に収納できる“おかえり動線”を設計。そのまま洗面所へ入って手洗いする習慣づけもできます。
仕事のため、趣味のためにもぴったりの、半独立空間。リビングにいる家族の存在を感じながら過ごせます。
日向ぼっこに最適な、縁側のようなウッドデッキ。プランをアレンジして南面いっぱいまで拡げることも可能です。
将来、家族の暮らし方が変わった時に変化させられる柔軟な空間。家具で簡易的に仕切ることもできます。
シンプルに、奇をてらわずに。「木-Lism」は、
自己主張の強い個性的な家づくりとは一線を画しています。
目指すのは「普通」のデザイン。切妻屋根の外観は、
どのような地域にもすんなり溶け込む普遍性を備えています。
「木-Lism」は、エアサイクル工法を取り入れている点を除けば、
各地でごく一般的に用いられてきた工法で建てることができます。
長年にわたって繰り返し使われてきた技術は、その過程で
さまざまな試行錯誤が行われてきました。つまり、耐久性や
安全性など多様な角度からの検証をくぐり抜けてきた技術です。
家は、入居してからも長く付き合い続けていく存在です。
既に確立された、汎用性の高い技術を使っていることは、
長い目で見た安心につながっていきます。
室内は、柱や梁を露出させたデザインとしました。
木の素材感に触れられるデザインは、日本人の心に長く馴染んで
きたものです。普通だからこそもたらしてくれる、落ち着きや
くつろぎ。そんな部分も「木-Lism」では重視しています。
早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学大学院修了。伝統木造建築の第一人者・吉田佳二氏に師事。「吉田佳二の木造建築学校」講師を務める。現在、神奈川エコハウス株式会社取締役でありながら、アースデザインオフィスを主宰し、建築家として活躍中。
「木-Lism Flat」のスタンダードなプランは、社交的で開放的な暮らしを好むご夫婦や、アウトドア好きでエコロジーに興味のある、コンパクトな暮らしがしたいご夫婦とお子様を住まい手に想定しています。普遍性ち耐久性、そして可変性をも持たせ、これからの成熟社会におけるスタンダードな住まいとして提案してます。
「木-Lism Flat」も「木-Lism」と同じく自然素材にこだわり、さらにウッドデッキや植栽で外構を演出しているのが特徴です。LDKを中心に、廊下をなくしていつでも家族の顔が見えることで、安心して暮らすことができます。また、エアサイクル工法による快適な小屋裏空間は、大切な北側の高窓として、家の中全体を通り抜ける風の流れをつくっています。
平屋というと、一般的には広い土地が必要で、広い屋根は温熱効率が悪いとされ、建てるときのイニシャルコストはどうしても高くなりがちです。そこで、「木-Lism Flat」は2間四方のグリッドにより、敷地条件に合わせて組み合わせることを可能にしました。この規格化により、設計を効率化したうえで骨格と性能の安全も叶えています。
家の中心にリビングダイニング。帰宅してまず家族の顔が目に入り、吹き抜けを通して2階にいる家族の気配が感じられます。
リビング側は、襖ではなく引き戸タイプの窓で繋がる設計のモダンな和室。キッチン側の戸を開ければ開放的な空間に。
日向ぼっこに最適な、縁側のようなウッドデッキ。写真の家は、プランをアレンジして南面いっぱいまで拡げています。
2階にある納戸に窓を付ければ、ご主人の書斎や、奥様の家事室兼、家族の服を収納する空間として使うことも可能。
1階の家族の存在を感じながら、趣味や仕事、勉強のためなど、家族みんなが使いやすい万能空間を設けました。
将来、家族の暮らし方が変わった時に変化させられる柔軟な空間。家具で簡易的に仕切ることもできます。
ウッドデッキとフラットにつながる広々リビング。写真の家は薪ストーブを設置し、暮らしにアクセントを添えています。
お子様が走り回れるほど広い、リビングから繋がるソト空間。天気のいい日はお家ピクニックを楽しむことができます。
家全体をコンパクトにしても、ひとつひとつの部屋のゆとりはキープ。玄関からそのまま入れる和室は客間としても活躍。
エアサイクルの空気の層に包まれているから、リビングとの極端な温度差もなく快適。広いWICが嬉しい主寝室です。
リビングを見下ろせるロフトは、お子様用のお部屋としても使えるくらいの広さ。もちろん、ご夫婦の趣味の部屋にも。
ロフトから見下ろせば、家族がどこで何をしているかわかります。上下階でのコミュニケーションが楽しい吹き抜け空間。
私たちが提案するのは、芸術作品(ART)でも工業製品(PRODUCT)でもない、
いわば工芸品(CRAFT)のような住まいです。住宅はアーティストの作品ではなく、
住む人の心を豊かにし実用的で永く愛されるべきものです。
この「木-Lism Flat」は個性を出すというよりは普遍的な形で
平屋を考えていきたいというスタンスで設計致しました。
また“安心・安全”の観点から骨格を標準化して性能を担保し汎用性を広げる事も視野に入れており、
地域性・住まい方は住む人に合わせたカスタマイズ、アレンジが可能な住宅です。
京都工芸繊維大学工芸学部住環境学科を卒業後、菊竹清訓建築設計事務所を経て、イン・ハウス建築計画を設立。朝日放送テレビ「大改造!!劇的ビフォーアフター」へ匠として8回出演。住まいのリフォームコンクール/国土交通大臣賞をはじめ、数多く受賞。