神奈川県産の杉7寸角を柱と梁に約50本使っています。社寺や古民家の中に居るような安心感を抱くと同時に、古さを感じさせない空間とディテールによって新しい和の趣きが生まれました。開口部の位置や形状を工夫することで、デッキや坪庭が室内から連続した空間になり、また隣の建物越しに富士山を眺めることができます。
吹抜を介した上下階のつながりは、家族のコミュニケーションを促します。採光・通風の面でも大きな効果があります。
寝室前に女性のための化粧スペースを用意しました。ついつい支度に時間をかけてしまいそうな、ホテルのような空間です。l
広いウッドデッキは家じゅうどの部屋からも眺められるシンボルツリーも植えました。雨に濡れない軒下空間もあって、さまざまな使い方のできる空の下のリビングです。
子供が大きくなっても共有の学習スペースがあれば、兄弟姉妹や親子の関りが深まります。
木製サッシを戸袋に引き込んで全開すれば、デッキはひとつながりの空間になり、吹抜を通して2階とも立体的につながります。
家族みんなで使える書斎コーナーです。家族の気配を感じつつ、仕事や勉強に集中できる空間になっています。
躙口や炉という茶室のしつらいを備えた離れのような和室です。