設計のポイント

• 企画的プランでコストを抑える

  敷地は２００坪と広く、北側接道は４車線に歩道付で車も歩行者も多く視線には注意が必要でした。
  北側各居室の窓サイズはH＝700で、取り付け高さH＝2000で設定し、水回りは道路から離れた東側の配置で視線も一切気にならず、道路の横に建っているとは思えないと喜んでいました。
  キッチン・パントリーから洗濯室勝手口への動線は、ゴミ出し、東側への物干し、サーフィン帰りの直接入浴ができ、奥様も旦那様も大変気に入っています。
  シンプルな建物形状だけど　『ＪＫＫスタイルとわかるようにしたい』　との要望だったので通りからも目立つように北・西側の窓周りに飾り戸袋を施工しアピールをました。
  　
  ＪＫＫスタイル　＝　住環境工房スタイルの略です（まあまあ浸透中　笑）

• 廊下は無くてよし！

  間取りの要望で『リビングは広く・収納は多く』はどのお客様も言います。
  ２階建てと比べるとコストがかかる平屋希望でしたので予算的にも３４坪程度が限界でした。
  廊下を無くすことでリビングは約２３帖と広く、ウォークイン収納は約３帖が２箇所もある要望を叶え、壁材費用のコストダウンと、天井高さ２３００まである片引き戸が子供室と直接ＬＤＫを繋ぎコミニュケーションアップにもなっています。また、冬の暖房設備の使用時は、各居室との温度差がすくなく、夏は深く伸びた軒が影を落とし、涼しい風が各部屋の引き戸を通り抜けていく様に極力設備に頼らない健康的な『暮らし方』を提案しています。
  
  （全棟、玄関含め建具はすべてブレーキ付の引き戸で設計して通風性・安全性やスペースの確保をしてお客様に共感を頂いています。）

• 多趣味のあなたへ・・・

  玄関横のウォークイン収納にはサーフボード・ウエアやゴルフバックを収納して、これ以上物を増やさない様に！　今後のキャンプは、家の支払いもあるから自宅の庭や小屋裏に隠された秘密基地でグランピングをイメージしてお金を節約してくださいね！　リビング勾配天井の最高高さはバスケットリングの高さ３．０５ｍの設定で、バスケットのジャンプ練習に使用して下さい！
  初めて出会ってから１３年間、両親と自宅ができた時に喜んだ顔、父親が亡くなった時の悲しい顔、社会人バスケットで一緒に練習したときのクールな顔、さまざまな顔を見てきて『まさか、ふみ君の家を建てるのか』と感慨深く・・・親心満載の提案でした。