亡きお父様の建てた古屋の解体から始まり、約200坪の土地に、退職後の生活を十分に満喫していだけるよう平屋の提案をしました。奥様の子供の頃からの夢であった、薪ストーブのある家に住みたいという希望を取り入れ、薪割もご主人の老後の楽しみの一つとなりました。同居されるお施主様の高齢のお母様の部屋も、玄関から近く南側の陽当たりのよい場所に配置、ゆとりを持たせた水周りとを結びスムーズに行けるように心がけました。大型犬もおり、薪のストック場所にもできるような広いウッドデッキは、日なたぼっこをしたりお施主様の御気に入りの場所となりました。古屋の解体前に取っておいた古材を飾り板や建具材に使用したときは、亡きお父様の思い出を語られ喜ばれました。