2階建ての家は1階部分で支えているのは2階の床・壁そして屋根になりますが、
平屋では屋根のみを支える事になります。
つまり1階部分の柱にかかる重さは小さい構造と言えます。
将来リノベーションを考えた時、平屋の家だと家の中の柱の取り外しや移動がしやすくなることから、
自由に間取りを決める事が可能になります。
しかし2階建ての場合は動かせない柱が多く存在しますので、
元々の間取りに近くなる傾向があります。
最近では2階にもトイレや手洗いが付いているケースが増えてきました。
そういった場合は水道管の長さが長くなりコストも割高になりがちです。
住宅には定期的なメンテナンスはつきものですが、その代表的な物と言えば
やはり外壁の塗り直しになります。
外壁の表面は築年数が進むに連れ劣化していきます。
単純な汚れだけではなく防水機能の低下や小さなひび割れが発生していき、
そのまま放置すると建物内部に雨水などが侵入し建物の強度が低下してしまいます。
最悪の場合雨漏りの発生リスクが高まり住宅の寿命が縮まってしまいます。
それを防ぐ為、一般的には約10年毎に外壁の塗り直しを行いますが、
その費用の多くは足場代になります。
平屋の家の場合は低い足場やハシゴで済むケースが多く、
メンテナンスコストが低く抑えられる傾向にあると言えるでしょう。
これらの事から長く家を使う場合、平屋の家の方が少ない維持費で済むケースが多いと言えます。