家が、安心してくつろげる場所であり、くつろげる部屋があれば、みんなそこにやってきます。だから家族団らんのリビングやダイニングは、暖かな南側に配置するのが原則。そして家族といえども、プライバシーを侵害されるのは心外だから、個室は、独立して邪魔されない奥にもってくる。
間取りの「間」には「茶の間」の間、つまり「部屋」という意味と、もう1つは「間合い」の間、つまり「距離」の意味が含まれています。家族間の距離、部屋と部屋の距離を適切にとらないと、家族が衝突したり、ストレスの多い住みにくい家になったりします。
みなさんが間取り図をつくる目的は、第一に、あなたがどんな家を建てたいのか、どんな暮らしをしたいのか、その暮らしを実現するためにはどんな家をつくったらいいのかを、家族みんなで語り合ったり、イメージしたり、考えることなんです。
できあがった間取り図の上で、その家の暮らしをシミュレーションして確認した上で、その思いを設計の専門家に伝えましょう。それが、みなさんのつくる間取り図の役割なんです。
1. まず敷地に面する道路の位置と方位から、玄関の位置を仮決めしましょう。
2. 隣地との関係を考慮し、もっとも大切にしたい部屋を配置します。
3. 玄関とメインスペースを核として、居間、台所、食堂、水廻り、寝室、子供室、客間を配置していきます。
4. 各空間は、四角ではなく、円で描きます。まず面積は気にせず自由に書きましょう。
5. おおまかにゾーニングして動線を考えて配置するとよいでしょう。
ガレージ、門、玄関、シューズクローク、ホール、ゲストルーム、前庭、テラス
リビング、ダイニング、テラス、デッキ、スタディースペース
キッチン、パントリー、洗濯場、物干し、家事室、ウォークインクローゼット
寝室、バスルーム、トイレ、書斎、趣味室、PCコーナー
6. ゾーニングができたら、四角で部屋を割り振ります。グラフ用紙で2センチ四方の4桝が1坪に当たります。1畳は2桝。6畳間は12桝となります。
7. 各部屋は、直接部屋と部屋をつなげる方法と廊下でつなぐ方法があります。各室には押し入れをつけます。
8. ほしい部屋が敷地に収まらない場合には、二階に広げます。階段のスペースは狭すぎると、勾配がきつくて使いにくくなります。一、二階の壁は上下同じ位置に合わせます。(コストダウンのコツです)
9. おおまかな間取り図が完成したら、その上で家族それぞれの一日の生活を想像しながら、動線を書き込んでみましょう。不都合なことはありませんか。
10. 通風、採光、視線、騒音等をチェックしてみましょう。
11. 春夏秋冬の季節の移り変わりや五年後、十年後の家族の変化も考えてください。
12. これで大丈夫となったところで完成です。
敷地内の配置によって各部屋の採光と通風が決まります。
だんらんのリビング、ダイニングと家族個々のプライバシー空間、寝室を分離します。
近隣からの視線、来客からも家族のプライバシーが守れるようにすること。
図面の上で、家族の動きを、線で表してみよう。自然で疲れない動線を探しましょう。
持ち物のリストづくりやメジャーで正確な寸法を測っておくと安心です。
収納内部の造りも重要です。幅や奥行きはもちろん、移動棚やハンガーパイプなどの高さ、数、引出しの有無などが、使い勝手を左右します。
家を建てる際、自然素材にこだわりたい、テレワークにも対応できる仕事部屋、書斎を作りたい、ウッドデッキを設けたい、ガレージハウスで趣味の車を楽しみたい、など○○を必ず設けたいといった希望を叶えるために、デザインや性能を重視される方もいれば、家族の繋がりが見えるように吹き抜けやリビング階段を設けたい、収納や家事動線を考えた間取りを実現したい、二世帯で住まえる家づくりをしたいなど、実用面や快適性を重視される方もいらっしゃると思います。
エアサイクルでは、全国に展開する登録工務店様が、様々な特徴をもった家づくりをされています。
新築ご検討の方は、そのご希望、是非エアサイクルにご相談ください!!
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