これから家を建てる人にとって、家づくりはまさに未知の領域と言えるでしょう。
事前にたくさんのことを調べ、しっかり勉強するということは
トラブルを避けるためにも必要なことかもしれません。
家を建てる前に予備知識として知っておいて得する、
家づくりのポイントをご紹介しましょう。
情報源として、いま大盛況なのがインターネットです。
雑誌やテレビが広告主である大手ハウスメーカー寄りの情報源になりがちでしたが、インターネットの世界は、建築家も工務店も、建て主も、自分でホームページを立ち上げて、PRや持論を展開しています。
このようにいま家づくりの情報は非常に豊富ですが、それだけにひとの意見を鵜呑みにせず、自分の目でみて、ふれて、自分の頭で判断することが大切です。
トラブルが起こると、必ず「言った、言わない(聞いていない)」の議論になります。
打ち合わせで決まったこと、出した注文、プランの変更、手直し工事など、
必ず書面に残してください。
工事が始まり、現場をみていると、イメージと違うと思うことがあるかもしれません。
その場合でも、図面通りに施工されていたら文句は言えません。図面の段階で、よく見て、不明な点は説明を受けて、自分の希望の家になっているか確認しておきましょう。
また、現場でみて変更の希望があったら、速やかに現場の責任者に伝えてください。
大工さんに直接頼むとあとでトラブルのもとになります。
引き渡し前の施工検査は、最後のチャンスです。
そこで不備な点が見つかったら、そのことを書面に記録し、「手直し工事は何月何日までに完了します」という念書をもらいましょう。
そして、手直し工事がすんでから、最終金を支払うようにします。