エアサイクルの家に住んでいました
妻の祖父が木材の会社を営んでおり、その関係で 年ほど前にエアサイクルの家を新築したそうです。その家に、私たちが新婚の時に2年近く住まわせてもらっていました。それで、もともと「エアサイクル」は良く知っていたんです。
私たちの住む福井県大野市は、盆地なので多湿で、夏は暑く冬は寒いんです。寒いだけではなく、雪もたくさん積もります。だから、冬の朝が辛くて・・・。妻と住んでいた家はエアサイクル初期の頃の設計だそうですが、冬の辛さはあまり感じなかったように思います。上の子が生まれて僕の実家に引っ越したんですが、もともと暮らしていた家なのに「この家、寒いなあ」って思って。実家は今の家より山に近くて、外気温も街中より低いこともありましたが、それまで住んでいたエアサイクルの家がとても居心地よかったんですね。実家をもう少し広い土地に新築しようと決めた時、私と妻はあの心地よさが忘れられず、エアサイクルの家がいいね、って。家族も賛成してくれたので、妻の父にも助言をもらい、妻の祖父の家を建てた工務店さんに、家の場所探しからお願いしました。
ぴったりの場所に出会う
工務店さんと一緒にいくつか土地を見に行き、環境の整った新しい分譲地で、父と母の通勤にも便利なこと、目の前の公園がまるで庭の一部のような立地、遠くの山並みを見渡せる2階リビングの提案がとても気に入って、今の場所に決めました。ちょうどその頃、家族がもう一人増えることがわかって。嬉しいことの連続でした。
娘が生まれてからはバルコニー脇にベビーベッドを置いていますが、窓を開けていても部屋の中は湿気が少ないんです。娘は気持ちいい空気に包まれて、快適そうに眠っています。
大家族にぴったりの暮らし
2世帯住宅(僕の祖母を含む4世代同居)は最初から玄関とお風呂は一緒にしようと決めていました。その分、共用部はゆったりと面積を取り、特にお風呂周りの動線は、家族が生活しやすいようにしっかり考えていただきました。
息子は家の中を一周できるのが面白いみたいで、毎日ぐるぐる走り回ってます。
母と妻はランドリールームがとても気に入っています。脱衣所と別々にしたので、誰かがお風呂に入っている時も気にせずに家事ができて楽なようです。広くて陽射しも入るのと室内全体がカラリとしているおかげで、湿気の多い季節や雨の日でも家事にストレスを感じないと喜んでます。遊びに来る妻の友達には大好評で、「羨ましい!」って言われてるみたいですよ。
素材へのこだわり
妻の父が木材に精通していて色々とアドバイスをもらい、工務店さんも素材をじっくり選んで下さって、家の中の木材にはけっこうこだわりました。和室の黒檀の床柱とケヤキの床板は、わざわざ輪島へ運んで職人さんに漆塗りで仕上げていただいたり…妻の兄が「ウッドデッキは僕たちで作ろう」と言ってくれて、一緒に作ったんですよ。
他にも、壁や天井、床など、場所によって色々な木を使い分けて、自然の質感を楽しんでいます。家族みんなが満足しているのが何より嬉しいですね。