日本の家づくりには、雨・風・寒さをしのぐための家づくりの歴史がありますが、雨・風よりも「寒さ」への対策が取り残されてきたと思います。
南側に縁側があり、建具は雨戸、部屋には障子という住まいがほとんどでした。太陽が上がれば日が照って縁側をあたため、日没前に雨戸を閉めると、日中に温められたおかげで、部屋の温度が保たれていたのだと思います。
今考えてみればエコなつくりです。住まいってなんだろうと考えて約50年。ここにきてようやく見えてきたように思います。
私たちは「日本の住まいづくりは日本建築を旨とする」という考えで、昔から木造の軸組を大切に自然の木の良さを表わしながら、家づくりをしてきました。
住む人の思いを取り入れて、「住まいが快適で心和むほっとする家」「心が癒される空間づくり」「住む家族が健康であるための、暖かい暮らしの実現」など、住むご家族に心から喜んでもらえる家づくりと環境づくりを実践しながら、多くのお客様から「家づくりへの思い」を教えていただきました。
その一つとして、遠赤外線が出る床蓄熱式暖房を開発し、「さぜんの家」の仕様としています。蓄源はエコで環境にやさしいヒートポンプで蓄熱し、深夜電力の利用で電気代も格安です。
私たちは、お客様に長く快適に暮らしていただけるよう日頃から勉強を重ね、「健康」「環境」「家族の暮らし」にやさしい住まいをご提案いたします。