最初にいいなと思ったのは・・・
お隣に主人の両親の自宅、反対側に主人の弟さんが数年前に新築で建てた家。中心に建っていた主人の祖父母の家の敷地に、タイミングを見て家を新築しようと以前から決めていました。
「そろそろ考えようか」と、とりあえずいくつかのハウスメーカーのモデルハウスを見学。その中で気に入ったのは、床暖房+自然素材+和テイストの某有名工務店の家でした。床暖房があったかくていいね、って。宮崎は暖かいところと思われているけれど、やっぱり、冬は寒いんですよ(笑)。
エアサイクルとの運命の出会い
その後に、主人の友人が地元で工務店を経営されていると聞いて、ちょっとお話を聞いてみようかと展示会にお邪魔させていただきました。その場で参考にといくつか図面を見せてくれたのですが、それが、私たちの理想の間取り!たとえばリビングの吹き抜けとか、間仕切りが少ないこととか、細かいところではトイレやお風呂場の場所とか。さらに、ハウスメーカーとは全然違う家づくり・・・木材などの選び方、使い方や、壁も天井も調湿効果のある漆喰を選んでいること、家具や建具も職人さんの手づくりにこだわっているところがとてもいいなと思いました。
そして何よりも魅力に感じたのは、大がかりな機械ありきの工法とは違う「エアサイクル工法」の自然のちからで家全体を守るという考え方。さらに日光を緻密に計算し、自然のエネルギーを最大限に利用するという、家づくりへの熱い想いを色々と聞くうちに、自分たちの求めていた暮らしのかたちがはっきりと見えてきました。
一生住む家だし、せっかくならこだわりたい!とワクワクしながら決めました。
スタッフの皆さんと一緒に
「旅館みたいな玄関が憧れ」「できれば平屋に住みたい」「バスケットコートが欲しい」次々に出てくる私たちの希望を叶えるために、社長さんは本当に知恵を絞ってくれました。
平屋は、残念ながら敷地面積は十分にあるものの、家の裏に古墳がある関係で、諦めるしかなくて。法令的なものなので、これは仕方なかったです。
そのかわり、「平屋がいい」と思っていた私たちの気持ちを汲んで、子供部屋だけを2階にする開放的な間取りを提案していただきました。細部はほとんどお任せでしたが、仕上がりを見て、職人さんたちの丁寧な手仕事に惚れ惚れ。世界に2つとない私たちの家ができた!と感動しました。
工務店のスタッフの皆さんも総出で重たい石を運んでくださったり、庭造りをサポートに来てくださって!皆で一緒に楽しんだ家づくりでした。ずっと寄り添ってくれる、地元の工務店さんならではの安心感や信頼感を実感しましたね。
自然のちからを実感する日々
じめじめした暑い日でも、家の中は不思議なくらい快適!住んでから気づきましたが、それは漆喰が湿度をコントロールするからなんだそう。昔からの日本人の知恵を活かして計算したという、軒や庇、窓の角度。夏は真上からの強烈な日差しを遮り、冬は斜めにやさしく差し込む日光の恵みをたっぷり取り込む。暑い、寒いを自然のちからで快適に感じられる暮らしに、心から満足しています。