祖父母の家と両親の家が建っている、実家の広い敷地に家を建てる計画です。
ナチュラルテイストのカッコイイ家を求めて、幾つかの工務店やハウスメーカーを検討していた建て主。開発行為にしないための知恵や計画、要望を叶えたプランも決め手ですが、3軒のオーナー住居を見てもらったことも大きかったと思います。
共働きのため、家事動線を集約したい要望があり、洗面室と分けてランドリールームを設け、その隣を家族用のウォークインクローゼットにしました。回れる動線になっているので、ストレスも無さそうです。
造作食器棚、テレビ台、デスクカウンター、本棚、洗面台、そしてミーレの食洗機を備えたグラフテクトのキッチンなど、各所を構成する仕様も充実していて、良い仕上がりになっています。
また「大屋根の外観が好き」ということで、大屋根が下りてくる大空間下にLDKを設けました。そして、大屋根が太陽光パネルを載せるのにちょうど良く、エアサイクル工法+ZEH仕様の住宅になっています。
大屋根が下りてくる大空間下に設けたLDK。ダイニングの一角には親子で共用するスタディコーナーを設け、キッチンも充実。リビング・ダイニングだけで17帖強の広さがあり、キッチン・和室を含めると約27帖。勾配天井が2階へと連続するため、大きな広がりを感じます。
洗面室と分けてランドリールームを設け、洗濯機、洗濯流し、ガス乾燥機、作業台を設置。室内干しも可能です。その隣に家族用のウォークインクローゼットを設け、「洗う」「乾かす」「たたむ」「しまう」の家事動線を最短にしました。
高低差の大きな敷地のため、通常であればコンクリートやブロックで擁壁を造るところですが、長い間ずっと畑にしていた場所なので、自然石の石積みと植栽による外構で土地の記憶を引き継ぎます。建物もアースカラーの濃い外壁を採用し、地に生えたような雰囲気があります。