美し信州建設は、日本で最高級と言われる木曽檜をはじめ県産の遠山杉、信州唐松・赤松などを使って家づくりをしています。こうした素晴らしい木を扱うためには、腕が良く人柄も間違いのない職人の存在が欠かせません。弊社では父の代から職人の確保と育成に力を注いできました。その甲斐あって現在では多くの職人が、パートナー(注)として美し信州建設の家づくりに取り組んでくれています。パートナーたちはベテラン職人が集う『信匠会』、若手中心の『翔和会』を独自に運営し、技能の向上、安全対策、マナー講習、イベントの実施、地域でのボランティア活動などを行っています。この二つの会は弊社の誇りでありかけがえのない財産です。社長となってまず思ったことはこの人たちが美し信州建設に向けてくれている心を、絶対に無碍にはしないということでした。いまの日本で、職人と呼ばれる人たちが次の世代へと技を伝えるのは容易なことではありません。伝えるべき相手(職人のなり手)が極端に減っているからです。この困難な状況の打開を、職人だけに委ねるのではなく、地域工務店の責務として全社を挙げて取り組んでいきたいと思っています。