これが、20年の時を超えた壁。
今回、壁を壊して中を見せてくださったのは、玉穂木材工業株式会社 菅沼社長。エアサイクル工務店として登録をされた翌年、ご自身がエアサイクルの家に住みたくて建てたお家だそうです。
玉穂木材工業株式会社は、御殿場で60年あまりの間、3世代にわたって植林から建築までの木造住宅に関する一切を手がけてきた工務店。木造住宅の工務店としての木材へのこだわりと熱意のため、現社長の代でエアサイクル工法に出会い、取り入れたそうです。
壁一面に広がる緑化が瑞々しい、西側玄関脇の壁を内側から剥がして中を見ていただきました。
写真の中に見えるのは、エアサイクル最大の特徴でもある、ひし形の溝が刻みこまれたオリジナル部材「Cmボード」という断熱材。この溝が空気の通り道となります。断熱材を柱の外側に張り、壁の中は空っぽに。この断熱材の張り方を“外張断熱”と言います。現在普及し始めている断熱工法で、エアサイクルでは25年前より採用しています(※取材時)。壁の中を空っぽにすることは木材にとって非常に重要なことで、家を長持ちさせるポイントになります。